「福井むかし語り」を開催しました

福井は片町、寿ゞ屋さんにて、第一回「福井むかし語り」を妄想福井主催として、開催しました。

「福井むかし語り」は、落語会のようで、落語会じゃない、研究会のようで研究会じゃない。そんな会です。妄想福井プロジェクトとしても、これまで多くの人たちにインタビューをして、素敵な話を伺ってきました。戦前の福井、元気な福井。空襲の体験。そして、だんだんと気づいたのです。記録として紙に残って後世に伝わるものは、実際の情報量と比較したら、ほんのちょっとのことだけだ、と。特に大衆文化は、市中の人たち同士の触れ合いの文化です。車社会になって、核家族化が進んで、コミュニケーションの形が変わってきた今、都市が都市たるゆえに伝えてきた文化、それをもう一度、振り返りたい。それが「福井むかし語り」なんです。

さて、会の当日の様子ですが、

なるおたけしさん

開場時間になったらまずは、福井街角放送の鳴尾さんが、「東の旅 発端 〜 七度狐」をされました。これは昔の寄席のスタイルらしく、お客さんが集まるまで、前座がとりあえず、何かを話す、ということらしいです。だから、東の旅のネタはどこでも止めることができるらしいです。鳴尾さん、実はこれが高座デビューということです。さすがでした。やっぱりベテランアナウンサーです!

 

また、木川も「上七亭らっこ」として、高座に上がりました。演目は「猫の災難です」

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練習よりは上手くできましたが、やはり枕も大事ですねぇ。しかし、ここまで高い高座は今回が初めてなので、少し緊張しましたが、やっぱめっちゃ楽しかったです。

前座落語のあとには、桂蝶六師匠と鳴尾さん、そして私の三人で、今回のシンポジウムの趣旨に関係して、口承文化について三人で語り合いました。桂蝶六師匠は二十数年前にFBCのラジオに出ておられたらしく、その頃から鳴尾さんと親交を深めてこられたとのこと。トークでも息のあった感じでした!

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そして、蝶六師匠の落語は、二席。

一席目は「牛ほめ」

二席目は「豊竹屋」

 

牛ほめは、2代目春蝶師の流派を受け継ぐ素晴らしい芸能の域でした。正直、らっこの「猫の災難」では、ときどきポツポツとしかでてなかった笑いが、師匠のトークで、どっかんどっかん来てました。プロだ!やっぱりそう思いました。

豊竹屋は、義太夫が入ってくる、なかなかに聞けないネタですが、狂言師としての顔もある蝶六師匠がされることで、感動的な舞台。ほんま、落語っていいですよね。

 

福井むかし語り

 

会の参加者は30名弱。終わってからの夕食会でもみんなが本当に仲良く飲めて、笑いはやはり人間に必要だ、とそう感じる会でした。

ちなみに、開催前のリハーサルで、桂蝶六師匠に稽古をつけてもらったり、また、あとの打ち上げでも蝶六師匠に落語のいろんな話を聞けて、夢のような時間が過ごせました。

 

(木川剛志)

 

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